

Discussion Theater
4月14日(金) 9:00~10:00
プロフェッショナルBTKの流儀
企画担当:滝内伸/椿本恵則
本セッションでは、膝下領域(BTK)へのEVTの基本である"Inline Flow to the Foot" を成功させるために必要な様々なテクニックを解説します。
4月14日(金) 11:45~12:45
治療困難症例から学ぶSHD
企画担当:全完
TAVRが本邦に導入され多くの症例が積み重ねられており、治療手技も徐々に標準化されつつある。しかしながら、しばしば治療困難と思われるタフな症例にも遭遇し治療戦略も施設毎に異なるため症例検討という形で議論をさらに深めることが本セッションの目的である。
4月14日(金) 14:15~15:45
石灰化病変を克服する
企画担当:岡田正治/長谷川勝之
合併症を起こすことなくPCIを完結する、という要請が高まっている一方で、高齢者の多枝疾患や透析患者などハイリスクなバックグラウンドを有する症例を扱う機会が増えているのもまた現実です。石灰化病変は、ハイリスクなPCIの代表格となる病変類型のひとつですが、これを避けて通ることはできません。このセッションでは、デバルキングデバイスやイメージングデバイスの活用方法、合併症に対しての準備や対処法など、PCIオペレータが日常で遭遇する石灰化病変にまつわる種々のテーマについて扱いたいと考えています。皆様の積極的な参加をお待ちしております。
4月14日(金) 16:15~17:45
EVTエキスパートに学ぶ窮地からの脱出方法
企画担当:滝内伸/舩津篤史
EVTオペレーターがいつかは経験する複雑病変や合併症。行き詰まった時の次の一手をその場で初めて考えてもなかなか浮かびません。他のオペレータが経験した症例などから知識を吸収し、次の手の引き出しを増やしておくことは今後エキスパートに成長する上で非常に重要なことです。このセッションではエキスパートの先生が実際に経験した難渋症例を提示いただき、その時どう考えて、どう対応したか、他の手段は何があったかなど、1症例を深く掘り下げて討論していきます。
4月15日(土) 9:00~10:00
Impella導入でACS治療戦略は変わるのか?
企画担当:小林智子/澤田隆弘
本邦でImpellaが導入され5年経過し、IABPに勝る有用性がPCIにおいても徐々に示されてきつつあります。今回は、Impella導入後のACSでの補助循環ということで、各地域、各施設での使用法、合併症への対応、導入後の変化など討論していきたいと思います。
4月15日(土) 10:30~11:30
分岐部病変スペシャリストからの提言
企画担当:名越良治/山田愼一郎
Bifurcation lesionに対するPCI は、Complex lesionに対するPCIの一つであるが、同病変に対するPCIを完遂することはさほど難しいことではない。ただし、そのPCI strategyにおいては、PCIの約15-20%と日常的に遭遇する病変でありながら、依然としてControversialな部分が多く、オペレーターの頭を悩ませる病変である。本セッションでは、このようなPCI strategyに悩むBifurcation lesionに対して、エキスパートの先生方から具体的な症例を提示の上、病変に対してどのようにアプローチするのか、Tips & Tricksや最新のエビデンスをレクチャー頂き、それぞれの症例での治療のポイントをDiscussionしながら、参加者の皆様が学んでいけるセッションを目指します。
4月15日(土) 14:15~15:45
難渋したPCI症例: エキスパートはどう治療するか
企画担当:片岡亨/上田博
新しい治療戦略やデバイスの開発によりPCI手技は進歩しています。しかし、併存症を持つ高リスク患者や複雑病変に対してPCIに難渋する症例を誰しも経験します。このような困難な状況あるいは合併症が起きた場面で、どのように評価し解決策を考え、PCIを成功に導くのか、臨床現場でご活躍されている先生方とともに症例提示をもとに議論して参ります。若手の先生から、経験を積まれた先生まで、多くの皆様にご参加をお願いいたします。
4月15日(土) 16:15~17:45
徹底討論!CTO症例に難渋した際に何を考え対処すべきか?
企画担当:石原昭三/松尾浩志
治療戦略(アルゴリズム)の確立およびデバイスの進化により、現在ではCTO治療においても高い成功率が得られるようになりましたが、それでもしばしば困難を伴う症例に直面します。治療に難渋した際に何を考え、どのように対処するのか、CTOエキスパートによる症例提示をもとにじっくりディスカッションしたいと考えています。これからCTO治療を始める若手から経験豊富なドクターまで、多数のご参加をお待ちしています。
Educational Theater
4月14日(金) 9:00~10:00
もう一度CAG/PCIの基本を学ぼう
企画担当:木下法之/横井宏和
CAGおよびPCIの基本テクニックを経験豊富な先生方からレクチャーをしていただきます。これからPCIを始める若手の先生方にとって必須の手技となる「冠動脈造影と術前準備」、「ガイディングカテーテルの種類と選択」、「ガイドワイヤーの種類と操作」、「バルーンとステントの種類と選択」の4つのテーマを設けました。また、それぞれのテーマの講師としては、聴講する若手の先生方が質問しやすいように近畿圏のハイボリュームセンターで活躍されている40才代までの先生を選びました。
4月14日(金) 10:00~11:00
基礎から学ぶCTO
企画担当:辻貴史/西尾壮示
CTO病変に対するPCIは手技・デバイス両者とも日々進歩し、最近では90%以上の成功率を得ることができるようになりました。しかしながら、未だにチャレンジングな領域であることは間違いなく、特にCTO -PCIを始めたばかりの初心者の先生にとってはハードルの高い手技になることと思います。術前の戦略の組み立て方、アルゴリズムの理解、多数あるデバイスの特性に対する理解、合併症に対する対応など、学ぶことは非常に多いと言えます。本セッションでは、CTO-PCIに関して各テーマ毎にショートレクチャーを用意しました。特に初心者の先生に役立つ内容となっていますが、中堅の先生にとっても知識を整理する良い機会になると思います。先生方のご参加をお待ちしております。
4月14日(金) 11:00~12:00
症例から学ぶ Physiology guided PCI
企画担当:大竹寛雅/藤井健一
現在、冠動脈疾患患者に対する冠動脈生理学的評価が様々な形で日常的に行われている。特に近年、FFR, resting idexのみならずFFRCTやAngio basedのFFRなど様々な選択肢が虚血診断において広がっている。単純病変の評価に対しては、それぞれのcutoff値でPCIの適応が決められているが、実際の日常診療では、治療適応の有無や治療方法の決定に難渋することも多くある。本セッションでは、日常臨床で各モダリティの実際の使用の仕方、興味深い症例や解釈に難渋するような教育的な症例を提示して頂き、初学者から熟練者まで虚血評価に対する理解を深める場にしていただきたい。
4月14日(金) 12:00~13:00
PCIに活かすImaging活用術
企画担当:岡村篤徳/名越良治
慢性完全閉塞、LM分岐部病変や高度石灰化病変など、Complex lesionに対するPCIが昨今当たり前のように成される時代となったが、このようなComplex PCI成功にImagingの活用は必要不可欠である。そのため、Imagingから得られる所見をどのように解釈し、どう活用するか、"Imaging力"を高めることは、すなわちPCI治療の向上につながると言える。またImagingは治療中のみならず、慢性期におけるステントの状態などを把握することで、deviceの進化にも寄与して来た。本セッションでは、今やPCIの治療ストラテジーに必要不可欠となったIVUSやOCTのPCIにおける活用ポイントから、血管内視鏡による知見など、Imagingを介したPCIの技術と知識の底上げとなるようなセッションを目指します。
4月14日(金) 14:15~15:15
そうだ、EVTを始めよう!
企画担当:小林智子/椿本恵則
本セッションでは、これからEVTを始める、あるいは初心者の先生向けに"きほんのき"からちょっとした応用テクニックまで解説します。
4月14日(金) 15:20~16:20
合併症に負けるな!適切な予防と対処を徹底討論
企画担当:吉川糧平/福原怜
PCIにおいて合併症の発生をゼロに抑えることは不可能である。しかし、詳細に術前評価を行うことで発生率を低減させたり、合併症が発生した場合でも適切な手順でbail outを行うことにより被害の最小限に抑えることが可能である。本セションでは経験豊富な術者から実際に合併症を来した症例を提示いただき、どういった対処が妥当であるかについてパネリストの先生方とディスカッションを行う予定である。熟練した術者がどういった視点でリスクを回避しつつ、効率的にbail outを行っているかを学び、明日からの日々のpracticeに生かしていただきたい。
4月14日(金) 16:30~17:30
学術セッション ―論文・ケースレポートの書き方―
企画担当:大竹寛雅/浜中一郎
症例報告や論文を読む、書くということは医師として必須の能力である一方で、きちんと学ぶ機会の非常に少ない領域でもあります。今回のセッションでは多くの経験を持つ先生方に症例報告や論文を読む、書く実際についてご講演いただき系統的に学ぶ機会にしたいと思っています。